2010年 12月 21日
プイ(布依)族は、主に貴州省の中部から南部、南西部に住んでいる。言語は漢・チベット語系、チワン・トン語族に属する布依語で、チワン語、タイ語、トン語等と密接な関係にある。
地図
貴州省安順市郊外の石頭塞というプイ族村で、10日間、ロウケツ染めを習ったことがありました。
ローケツ染めは、液体状に溶かしたフォンラー(蜜臘)で、白い綿布に模様を描き、乾いた後にトゥーディェン(藍の染料)で染め、最後に熱湯でフォンラーを洗い落とすというものです。フォンラーで描いた部分が白い模様となって現れます。
石頭塞はもちろんですが、このあたりの住居は、壁も屋根も石造りの二階建てで「石板房」と呼ばれています。特殊な地層で、一層一層が薄い水成岩の岩板で扱いやすく、どこにでもあるので、住居の屋根材として使用するようになったそうです。