china_dunhuang_du_02

莫高窟は、敦煌の町から南東へ約25kmいった鳴沙山の東の端に作られた仏教石窟は、現在492窟が確認されている。造営期間は、4世紀から千年の長さにわたり、壁画、塑像など優れた遺品が多く見つかっているが、壁画は4万5000平方メートルあまり、尊像は2415体残っている。
map01_32地図

風に吹かれて鳴る砂の音が、まるで山が鳴いているように聞こえたことで「鳴沙山」と呼ばれるようになりました。小高い山の頂上からは、風紋が美しい砂漠や、遠くには三危山の山並を見ることができます。

日本人の「砂漠」のイメージそのものの世界。とくに、夕方や、朝の、太陽光線が水平からさす時間帯は、風紋の曲線をいっそう際立たせ、人々を幻想の世界に引き込んでくれます。

街からは離れているので、鳴沙山で泊まることにしました。

9月下旬だったので、夜もそれほど寒くなく寝袋もいらないくらいでしたが、とりあえず持っていったので、「月牙泉」に映る月の写真を撮ったあと、野犬が来ないような高いところへ行って砂山を平になるように少し掘り、寝袋に入って横になりました。

ところがなかなか熟睡できないんですよね。

なぜかというと夢を見てしまうんです。しかも、何度も同じ夢で目が覚めてしまいました。

どんな夢かというと、砂山を滑り下りていく夢なのです 。夢の舞台がまったくその現場そのものなので、何度も見ているうち、それが現実なのか、夢なのかわからなくなってしまいました。

そんなことをやっているうち、空が白々と開けてきました。

日の出はきれいでした。鳴沙山の砂山に光が当たって、風紋がはっきり見えてきます。

砂の上にトカゲがいました。

カメラに砂が入ってしまうのを心配していましたが、風で吹き飛ばされる砂をうっとうしく思っているのは、私だけではなかったようです。

 

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