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ジャガンナート神の聖地プリー。日本人旅行者には恰好の沈没場所として古くから知られていた。ベンガル湾沿いにのんびり出来る宿が点在している。ちなみに、沈没とは、長期滞在してひたすらだらだら過ごすこと。

早朝、ほの暗い浜辺を歩いて漁村をめざす。広い浜辺の波打ち際に何人もの人がしゃがみこんでいるのが見える。何をやっているのだろう?と思いつつも写真を何枚か撮り、また少し歩いてカメラを構えたとたん凍り付いてしまった。しゃがんでいる男たちは、なんとそこで用を足していたのだ(しかも大きなほう...)。

村はずれの波打ち際は歩く人も少なく、恰好の水洗便所として利用されているようである。男たちの視線を避けつつさらに浜辺を進むと、ようやく漁師たちが働いている姿が見えてきた。

早朝の浜辺は漁師たちでごった返していた。大量の魚が女たちの頭に載せられ次々と運ばれ、海には漁師たちを満載した小型のボートが黒い煙を吐き出しながら何隻も走りまわっている。そして海のはるか向こうから赤い太陽が顔を出した。まるで伝説のなかに登場するような不思議な風景だ。しばしその風景に見とれながら、なぜか数日前に滞在していた聖地ヴァラナシの朝を思い出していた。どこか似ている...。手前の群集と巨大な自然の対比...あるいは融合。

撮り歩くうち、何人かの男たちが集まり横一列に並んで記念撮影となった。ファインダーを見ながらまた不思議な気分になる。物心ついたときから海を眺め、海と共に生き、そして海を眺めながら死んでいく、そういう人間の相というものがはっきりと見えるような気がする。

さらに浜辺を歩いていると、一眼レフカメラを手にしたインド人の二人組に出会った。見るからにインテリだ。このような漁村で見かけることはまずありえないような人たちである。「カルカッタからわざわざ来たんだよ」と彼らは笑った。

「観光で来たということ?」

「そうだね。まあ観光かな。観光するようなところじゃないけどね。それにしても不思議な風景だ。はっきり言って、カルチャーショックだよ」

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