2010年 7月 12日
エスファハーンはイランの首都テヘランから南へ約340km。エスファハーン州の州都で、イラン第3の都市。イマーム広場は、世界遺産に登録されている。
地図
エスファハーンは美しい歴史の古都です。世界文化遺産に登録されているイマーム広場は、青を基調とした精密なアラベスク模様のタイルで覆われた荘厳なモスクや宮殿によって囲まれていて、昔は「ここは世界の半分」とも言われました。橋のたもとにチャイハネ(茶屋)があって、夕涼みしながらのお茶は格別です。
私のことを「チーン!チーン!」とからかう人もいました。チーンとは、中国人のことなのですが、中国人なんて見たことあるんでしょうか? 映画で見たんでしょうか? 日本人だとわかると「フットボール ナカタ」といわれました。中田英寿選手は、イラン人にも人気のあるサッカー選手でした。
親日的な人は多いです。そして驚いたことに、けっこう日本語で声をかけられるのです。以前、日本には多くのイラン人が住んでいました。彼らは日本にいい印象を持って帰国しています。なので、日本人を見ると、親切心から助けてくれるのです。ただし観光客の多い、イマーム広場やバザールでは、日本語で話しかけてくるイラン人には、注意したほうがいいでしょう。店に連れていかれて、買いたくもない物を無理やり買わされたり、というトラブルもあるようです。
市内に見どころは多く、写真の被写体に困ることはありません。基本的に、男性は、写真はOKです。ただ、女性を撮る場合は、気をつけたほうがいい場合もあります。とくに、街中はそうでもないですが、エスファハーン郊外で撮影する場合は注意が必要です。
私は農作業をしている女性の写真を撮っていたら、どこからか現れた男性にえらく怒られました。でも、ちゃんと男性(親族や知人の場合)からOKをもらえば大丈夫です。ただ、田舎の若い女性は、あまり写りたがりませんね。私が男性だからだと思いますが。