by:小峰 昇
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2010年 7月 16日
中山道、木曽路の中ほどにある古い宿場町。観光客の途切れることのない有名スポットだが、人並みがとつぜん途切れて静寂が訪れると、数百年の時を一瞬で飛び越えたような、ふしぎな感覚にとらわれる。
中山道の古い宿場町は、数百年をタイムスリップしたようなたたずまいだ。30年前の一眼レフを改造したピンホールカメラさえ、最新の機器のような違和感がある。ただ、行き交う観光客のほぼ全員が持っているデジカメに囲まれると、いちいちフルムを巻き上げるカメラも時代錯誤を際立たせる。大過去、過去、現在。ここは数百年の時をつぶさに感じるふしぎな空間だ。