2010年 8月 21日
東京近郊のお手軽ハイキングコースとして人気の高尾山は修験道の聖地でもある。標高は599メートル。
東京に来て以来、高尾山には5回ぐらい行った記憶がある。でも最近はご無沙汰している。ミシュランのガイドブックに載ったとかで山全体がひどく混雑しているらしい。当分は聖地の雰囲気を感じるのは難しいだろう。最後に行ったのが2008年12月。今回のそのときの写真を中心に構成してみた。
ところで、今、ウィキペディアを読んでいて分かったことだが、高尾山は冬至の前後あたりに、ダイヤモンド富士を見ることのできる場所であるという。ダイヤモンド富士とは、富士山の真上に太陽が沈む光景のこと。上の写真では、わずかに頂上からは外れているが、知らずに訪れたにしては幸運だった。ただ、その後も高尾山頂上あたりをうろうろしていたため、下山時には真っ暗な山道を歩くはめになった。山の途中に駅のあるケーブルカーの最終便にも間に合わず、まあ、街灯があるから大丈夫、と思って歩き始めると、なんと街灯自体がなくなってしまった。小さな懐中電灯を持っていたが、電池の残量が気になりほとんど使用せずに下山していたら、すぐ近くで犬にほえられた。急いで懐中電灯を照らすと、犬の後姿が森の奥に消えるところであった。野犬だと思うが、一匹でよかった。