japan_sinjyuku_01

都会への幻想を抱いて新宿の夜を彷徨った日々。

アジアを旅するようになった頃、その一方で僕はなぜか東京に興味を持っていた。それがどういう理由であったのか、自分でも記憶が定かではないが、たぶん、写真を始めたことと関係がある。さまざまな写真で東京はその舞台になっていた。パリやニューヨークに負けないくらいに、東京には写真が似合っていた。そして写真の売り込みなどで東京に来るたびに、いつかは東京で写真を撮ってやろうと考えていた。

それから少し時を経て、東京に移住したのが8年前。でも東京への幻想はすでに消えていた。しばらくは東京写真のことも忘れていたぐらいだったが、2年前の夏の終わりぐらいから、ふとしたきっかけで、ふたたび東京の写真を撮り始めることになった。最初は近所(東京郊外の西国分寺)を撮り歩いていただけだったが、だんだん足をのばしていって、23区内もしばらく通った。その中心が新宿だった。

新宿を撮り歩いていて、つかの間、東京に幻想を感じていたあの頃の気分を思い出すことがあった。京都から夜行バスで早朝の新宿に降り立ったときのこと、あるいは、夕暮れから夜の副都心を歩いていたときのこと。東京に来るたびに一度は新宿に行った。新宿に行かないと東京に来た気分になれなかった。無知ゆえにそうなるのだが、当時の僕にとって、新宿は東京の象徴だったような気がする。

東京でのスナップ写真は多くがブレ写真だ。雑踏のざわめき、そして一瞬の光を撮るならこれしかないような気がして、夜の街を早足で歩きながら撮り続けた。ノーファインダーで撮ることが多かったのでセレクトできる写真はわずかだが、毎回膨大な数の写真を撮った。そのまま夜の街を突っ走る予定だったのだが、結局長続きはしなかった。数ヶ月で僕は都会を撮ることに疲れてしまい、川の写真に移行してしまった。

都内の川を撮る過程で今もカメラを持って東京を歩くが、都会の中心に行こうという気持ちは起こらない。とくにスナップはむずかしい。都会への過剰な思い入れや幻想がなければとても続けられない。ただ、わずかな期間ではあったが、一瞬の夢に浸れたことはよかった。

東京でのスナップ写真はまだあるので、あと1ページ作る予定です。

コメントを追加


セキュリティコード
再読込み

新着 Photo

iPhone 散歩(ラスベガス)
2010/12/21 - 後藤 修身

プイ族のロウケツ染め
2010/12/20 - 青柳 健二

植物幻想(明治神宮御苑ほか)
2010/11/16 - 柴田 徹之

iPhone 散歩2
2010/11/12 - 後藤 修身

非日常的な散歩道
2010/11/10 - 柴田 徹之

最新コメント

  • I have noticed you don'... More...
  • I think your blog needs... More...
  • I see you don't monetiz... More...
  • It'ѕ wonderful tһat you... More...
  • 初めまして。 私、日本のテレビ局で働いている ... More...
  • 同じアシア人、 こんにちは、馴染めまして、よろ... More...
  • こんにちは、はじめまして。 「Kindle 写... More...
Do Joomla!
Copyright © 2010 Campur Photo
prezzi cialis comprar levitra generico viagra bestellen billig livraison rapide cialis vendo viagra torino cialis generika kaufen viagra pour femme en france viagra au meilleur prix viagra pas cher forum achat de viagra au canada
kamagra cialis compra online italia cialis im internet bestellen viagra barcelona comprare cialis in italia on line preise cialis cialis apteekki preis viagra levitra tabletas cialis ordonnance aquisto cialis