2010年 10月 05日
沖縄島の北部、本部町備瀬の集落では、「フク木並木」という独特の屋敷林を見ることができる。フク木(方言名プクーギ)は、フィリピン原産のオトギリソウ科の樹木で、防潮、防風、防砂、防火用として用いられる。
地図
沖縄島の北部、白い砂浜が広がる本部町備瀬集落の「フク木並木」を歩きました。
木漏れ日が白い路地を照らします。暑いのが苦手なヴィーノにとっても、ひんやりした並木は気持ちがよかったようです。
路地を歩いていると、ふと、犬が現れました。リードは付いていませんが、首輪はしているので、野犬ではなく、飼い犬らしい。
普通ならすぐケンカするヴィーノですが、意外にも仲良くしていました。相手もおとなしく、のんびりしています。こんな風土の中では、人間も動物も穏やかな性格になるのでしょうか。
しばらく私たちといっしょに行動した犬でしたが、気がついたらいなくなっていました。
いつの間にか現れて、風のように消えていった犬。あれは、現実の犬だったのか、それとも精霊の化身だったのか・・・。