2010年 10月 13日
日本有数の豪雪地帯八甲田山。
深い雪に埋もれるまえに見せる絢爛豪華な錦絵。
私のように、なるべく手抜きをしながら写真を撮りたい者にとって、八甲田ゴールドラインは理想的なドライブコースだ。広い路肩に車をとめて、道路わきの林の中に入って行って写真を撮る。もちろん手抜き作業だから、それなりの写真しか撮れないが、少なくともそれなりの写真は撮れる。このページの写真は、そのサンプルのようなもの。
下段の奥入瀬渓流は、標高が低いせいか(十和田湖でおよそ400m)あるいは樹木の種類が違うためか、期待したような紅葉は見られなかった。訪れた時期が少し早かったのかもしれない。
前夜は十和田湖畔のキャンプ場に泊まり、朝一番で渓流沿いの遊歩道にかけつけた。観光客も少なく、駐車場所を見つけるのも楽だった。が、1時間2時間たつうちに大型バスも増えだし、駐車場は車があふれ道路もひどい渋滞になった。
とうぜん渓流沿いの遊歩道も浅草仲見世状態で、三脚を立てて写真など撮っていられない。とりわけ、最近は多くの観光地にアジアの某国の団体客が訪れるようになり、無遠慮にふるまうのには閉口させられる。
納得できる写真が一枚も撮れないまま、追い立てられるような気分で奥入瀬をあとにした。