2010年 9月 15日
かつてのランサーン王国の都として繁栄したルアンパバーン。
いま、生きた世界遺産として世界中の旅行者をひきつけている。
ルアンパバーンは街の半分がお寺で、残りの半分が外国人向けの安宿とレストランだ。というのは私がつくったホラ話だが、実際に安宿や飲食店がひじょうに多く、外国人旅行者には居心地のいい街だ。しかも、ラオスの人々はたいていおっとりしていて、土産物の店でも押し付けがましいところがない。バンコクのカオサンロードと同じくらい、外国人向けの店が密集していても、あのような喧噪はまったくない。ただ、この状態がいつまで続くかだ。かつて居心地のよかった観光地が、何年か後に再訪したらひどいことになっていた、などという例はいくつもある。ルアンパバーンは、ぜひもう一度訪れたい場所だが、目や耳をふさぎたくなるような賑わいはかんべんしてほしい。