2010年 7月 13日
バードウォッチングで人気のウギー湖。 アルハンガイ県にある淡水湖で、ツーリストキャンプが点在している。
地図
ハラホリンの北、約70kmのところにあるウギー湖。湖畔の草原にはいくつか、観光客用のツーリストキャンプが点在しています。
このときは、雑誌の取材だったので、作家のSさん、編集者のKさんと、3人旅でした。
明るい日差しが湖面にキラキラと反射し、遊牧民のゲル(テント)がなければ、地中海かどこかのリゾート地に来たようです。
せっかく湖に宿泊するので、夕食は湖から獲れた魚を注文しました。ところが、現地ドライバーのTさんは食が進みません。「肉が無ければ、食事ではない」といわれるくらい、モンゴル人にとって肉は半主食といってもいいものだそうです。羊肉が出たときの、Tさんの食欲は、あっぱれでした。でも、魚はあまり好きではなかったようです。
私たち日本人は、もちろん魚のフライに満足しました。淡白な白身の魚。醤油でもかければ日本食と同じです。
食後、レストランの表へ出たら、外はすっかり暗くなっていました。そして湖面に映る月と、満天の星空を見上げました。
「天の河」というのは、ほんとに「河」に見えるんですね。こんな星空を見たのは、マダガスカル以来です。どっちも、空気が澄んでいて、空がきれいなところです。ここウギー湖は海抜1300mほどで、高原にあるのでなおさらです。
ベッドのある宿泊施設のゲル(テント)の中では、SさんとKさんはウオッカを楽しんでいました。薪ストーブが嬉しい、ウギー湖のちょっと寒い夜でした。
ところで、去年(2009年)アルハンガイ県で鳥インフルエンザが発生して一時立ち入り禁止になったようです。現在の状況を確かめてからおでかけください。