philippines_banaue_ba_02

バナウエは、フィリピン・ルソン島北部のコルディリェラ山脈にあり、首都マニラから車で9時間かかる。1995年、バナウエの棚田が世界遺産に登録された(棚田として登録されているのは、今のところここだけ)。
map01_32地図

バナウエの街から、相乗りトラックに乗り30分。道の分岐点で降りて、2時間かけて山越えし、バダッド村へ向かいました。すり鉢状の地形が棚田で埋まり、底の方に村があります。

バダッドの棚田では、行きたい場所があっても、なかなか辿り着くのは難しい。あぜ道は行きたい方向をあざ笑うかのように、予想外の方向にカーブしています。でも、村に唯一通じているのはこの畦道だけです。もちろん車はありません。

地元のイフガオ族のおばさんがやってきて、ある話をしました。去年外国人カップルが行方不明になりました。遺体は田んぼの中から発見されました。なぜ発見できたかというと、その場所の稲だけ育ちがよかったのでわかったそうな。あぜ道から転落したのでは?というのです。

まぁ、「だから私をガイドとして雇ってよ」という話なのです。案内人がいないと、好きな場所にもたどり着けないというのも事実だし、彼女を一日ガイドとして雇うことにしました。

夜、村を見下ろすゲストハウスに泊まりました。

雲間から月が出て、谷間に石垣の棚田が浮かび上がりました。木々の間を螢が飛び交い、犬の鳴き声が遠くに響いています。

「僕が子どもの時は、みんな民族衣装だったし、田んぼでコメを作り、自給自足の生活を送っていました。外界との接触も少なく、小宇宙といっていい世界でした。平和でしたよ」

バダッド村で民宿を経営しているイフガオ族の男はいいました。 棚田は世界遺産に登録され、観光客がたくさん訪れるようになりましたが、皮肉なことに、もっと良い生活を夢見て、町に働きに出た若者たちの何人かは、厳しい労働が待っている村には戻らなくなってしまいました。

新着 Photo

iPhone 散歩(ラスベガス)
2010/12/21 - 後藤 修身

プイ族のロウケツ染め
2010/12/20 - 青柳 健二

植物幻想(明治神宮御苑ほか)
2010/11/16 - 柴田 徹之

iPhone 散歩2
2010/11/12 - 後藤 修身

非日常的な散歩道
2010/11/10 - 柴田 徹之

最新コメント

  • 初めまして。 私、日本のテレビ局で働いている ... More...
  • 同じアシア人、 こんにちは、馴染めまして、よろ... More...
  • こんにちは、はじめまして。 「Kindle 写... More...
  • 2009年にこの写真に写るネパ ーリババとはネ... More...
  • 私は陰陽という思想は悪側の論理 と考えます.な... More...
  • 秋の気配、にほいたつ 足の気配もにほいたつ More...
  • 撮影byあしくさおじさん More...
Do Joomla!
Copyright © 2010 Campur Photo
tadalafil generico italia cialis 5 mg quanto costa cialis apotheek cialis generico vendita italia viagra online compresse levitra erfahrungen viagra generika prix levitra køb cialis online viagra generika 100 mg
cialis pour la femme achat cialis en france vendita viagra online foro tadalafil achar viagra par internet espagne prezzo generico viagra super kamagra schweiz cialis portugal comprar er viagra reseptfri cialis osta