2010年 8月 03日
西の果てポルトガルの光景。
ポルトガルの写真を集めてみたらわずか26点におさまってしまった。少ないような気もするが、眺めているとこれで十分かなとも思う。深く掘り下げるのではなく、そのときどきの光景を詩的に眺めていたい国だ。
写真とは全然関係のないことだが、ポルトガルは食べ物がとてもおいしい。どの料理も丁寧に作られていて、しかも素朴な味わいだ。とくに気に入ったのが北部の町ポルト。ちょっとすすけた安食堂で、イワシやアジの塩焼きを毎日食べた。塩焼きはもちろんうまいが、感心したのが、軽く塩味の効いたバターライス、そして皿のはしにはぶつ切りにしたタマネギが適当に盛られている。なんとなくアジアっぽいのも落ち着くし、ワインを軽く飲みながら食事をするのがとても幸せ。ワインに関しては詳しくないが、素朴で奥深くかつ上品で(しかも安い)、かなりのレベルだと思う。