thailand_ph01_thumb03

タイ東北部のちいさな田舎町ピーマイに
タイのアンコールワットと呼ばれる美しい寺院遺跡がある

バンコクから列車とバスを乗り継いでおよそ6時間。タイ東北部(イサーン)の入り口に位置する町ピーマイ。タイのアンコールワットと呼ばれる美しい寺院遺跡のほかに、とくに見所のないちいさな田舎町が、この祭りのときには人であふれる。

このアンコールワットによく似た様式の寺院が建てられたのは、11世紀前後と考えられている。アンコールワットが12世紀はじめ頃だからそれよりも古いが、あのピラミッド型の祠堂の様式美は、この寺院にすでに見ることができる。日本ならば平安中期、藤原氏の全盛時代で「源氏物語」が書かれた頃だ。東南アジアのこの辺りではクメール王朝の全盛期で、現在はタイ東北部のピーマイも、もちろんその広大な版図の一部だった。「幸福の夜明け」スコータイ王朝が北部タイに生まれるまで、まだ200年ほど間がある。

さて、ボロが出ないうちに歴史の解説はきりあげて、写真の説明をします。上から三段目までは、ピーマイフェスティバルの目玉のショーです。寺院の参道となっているテラスを舞台に、寺院そのものを背景にして、神話を題材にした舞踊劇がくりひろげられる。遺跡がおおく残るタイ中部や北部では、この種のショーは非常に洗練されていて、なかには英語のナレーションがつくものもある。それらは当然、大手プロダクションやテレビ局の制作によるもので、プロのカメラマンが正式に取材をするとなると、いろいろ面倒なのだが、そのへんの話は省略。ただ、タイのひとびとのおおらかなマイペンライ精神に、ふかい敬愛の念をいだく次第です。

四段目の写真は、その翌日、町外れの運河でおこなわれたドラゴンボートレースの模様。五段目は、ピーマイのクメール様式寺院の遺跡。いちばん下の段は、町外れのサイ・ンガーム公園。池のそばにうっそうと茂る「美しいベンガル菩提樹」(サイ・ンガーム)の公園で、無数の気根が垂れ下がったあいだを遊歩道が縫い、仏像を祀ったほこらまである。木陰の屋台で、池をわたる風に吹かれながら、タイ風のつまみと冷えたビール。いや、そこまで写ってはいないけれど、だいたいそういう段取りになります。

新着 Photo

iPhone 散歩(ラスベガス)
2010/12/21 - 後藤 修身

プイ族のロウケツ染め
2010/12/20 - 青柳 健二

植物幻想(明治神宮御苑ほか)
2010/11/16 - 柴田 徹之

iPhone 散歩2
2010/11/12 - 後藤 修身

非日常的な散歩道
2010/11/10 - 柴田 徹之

最新コメント

  • 初めまして。 私、日本のテレビ局で働いている ... More...
  • 同じアシア人、 こんにちは、馴染めまして、よろ... More...
  • こんにちは、はじめまして。 「Kindle 写... More...
  • 2009年にこの写真に写るネパ ーリババとはネ... More...
  • 私は陰陽という思想は悪側の論理 と考えます.な... More...
  • 秋の気配、にほいたつ 足の気配もにほいたつ More...
  • 撮影byあしくさおじさん More...
Do Joomla!
Copyright © 2010 Campur Photo
ou trouver le cialis le moins cher impuissance sexuelle compra genericos cialis viagra cialis ca marche viagra generico con contrassegno sildenafil prix viagra in ore viagra suisse pharmacie viagra français kamagra contrareembolso foro
viagra tous les jours viagra generika wirkung super kamagra preisvergleich viagra generika gefährlich viagra tabletter cialis aus indien viagra sans ordonnance en france comprare viagra online forum levitra 20 mg precio viagras en pharmacie