2010年 8月 08日
国、民族によってカメラを向けたときの人の反応は様々だ。地域によっては明らかに拒否されることもある。ミャンマーはどこに行っても微笑みが返ってくる。
地図
初対面の人と出会ったとき人は、「私は敵対者じゃないですよ」という意味で微笑む。二人とも微笑むと一時の平和が訪れる。人の写真を撮るときも同じだ。私はいつも笑顔で話しかける。すると、相手も微笑みを返してくれる。それで撮影OKだ。ミャンマーではほとんどの場合、笑顔には笑顔が返ってくる。
仏教の盛んなミャンマーでは、他に施すことを小さなときから教えられる。功徳である。そのせいか、外国人に対してはより親切である。笑顔もそのひとつのようだ。それに、ミャンマーの仏像はいつも微笑んでいる。日本でも飛鳥時代には、アルカイク・スマイルと言われる口元に微笑みを浮かべた仏像が作られていた。日本では時代とともに仏像から微笑みが消えたが、ミャンマーの仏像は今でもアルカイク・スマイルだ。人も仏像と同じように微笑んでいる。
ビルマの微笑み1| ビルマの微笑み2