2010年 11月 01日
雲取越えは、那智大社から小口を経て熊野大社へ至るルート。特に、那智から小口までの全16kmを大雲越え、小口から熊野本宮までの全13kmを小雲越えという。
地図
私にとって最初の熊野古道、小辺路を4日かかって歩いてたどり着いた熊野本宮で1泊した後、雲取越えで那智へ向かった。
体は山に慣れて歩くこと自体が気持ちいい。小辺路とは天候が打って変わって快晴だ。最初の小雲取越えは写真を撮りながらゆっくり歩いても4時間半ばかりで小口へ到着した。アップダウンも少なく楽に歩くことができたが、石段や石畳が多くて膝には多少負担がかかる。大雲取越えは7時間半、若干きつい登りもあったが元気に那智大社にたどり着いた。
雲取越えは小辺路と比べると整備されていて途中道に迷うこともない。石段や石畳が多く古道の雰囲気を残している。ただ、ずっと石の上を歩くのは膝には負担がかかる。この雲取越えでの山中、ここでも誰一人合わなかった。熊野古道が世界遺産になった今、歩く人は増えているのだろうか。
写真は、最初の3枚が熊野本宮、その後3段目までは熊野本宮から小口、後は小口から那智大社までだ。蜘蛛の写真が2枚ある。洒落のつもりではないのだが、なぜか雲取越えのときだけ蜘蛛の写真を撮っている。やはりどこかで意識していたのか。